2008 年
11 月
10 日
ごみのゆくえ 中央防波堤処理施設の見学
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10月31日に、練馬、光が丘清掃工場の運営委員会合同で新江東清掃工場と、東京湾中央防波堤にあるごみの最終処分場を見学に行きました。清掃工場は何度か見学したことがありますが、最終処分場には行ったことがなかったので、委員会視察の翌日というハードスケジュールでしたが参加することにしました。 午前中の新江東清掃工場は、600tの炉が3基(1800t)という非常に大きな清掃工場ですが、見学時には1炉しか稼働していませんでした。50000Kwh の発電機があるそうですが、可燃ごみの組成で熱量が足りなく、フル稼働でもそんなに発電できないとか。だからプラスチックを燃やすのか?とも思いましたが、今日はひとまず大人しく見学を…。臨海部にあるために近所に家はまったくなく、練馬、光が丘とは立地が全然違います。排熱は隣接のプールや夢の島いこいの家(高齢者施設)で利用されているそうです。ところが、いこいの家は人気がなく閉鎖の話も出ているそう。確かに工場地帯なのでここまで来るのは大変です。排熱や電気を利用するなら近くに人が住んでいる方が良いかもしれないが、清掃工場はあくまでごみを処理するための施設、エネルギー利用が目的ではごみ減量になりません。だから「サーマルリサイクル」ってなんだか怪しいんだなぁ。 中央防波堤には、清掃工場で燃やした灰を溶融スラグ(人工砂)にする灰溶融施設、不燃ごみの処理センター、粗大ごみの処理センターがあります。灰溶融施設では、主灰(清掃工場で燃やした灰)と飛灰(排ガスをろ過するバグフィルターなどに付いた灰。ダイオキシン濃度も高い)を高熱で溶かして人工砂にします。路面材などに利用されていますが、できる量と利用される量が3倍ぐらい違う。中に固めているので重金属は出ないと説明されても、ちょっと気になります。不燃ごみ処理センター、粗大ごみ処理センター、最終処分場は、バスからの見学になりました。不燃ごみ処理、粗大ごみ処理ともごみを細かく破砕して、燃えるものは燃やす(木製の粗大ゴミなど。灰は埋め立て)、鉄やアルミは回収して売却、その他を最終処分場に埋め立てます。 最終処分場では、ごみと土(建設残土など)をサンドイッチにして埋め立てていきますが、汚水の処理にものすごくお金がかかります(年間26億円)。かつて、何でもごみを埋め立てていた時代の汚水が未だに出てくるので(30年前に埋め立てた若洲15号地からもパイプで汚水を引いている)、汚水を貯めて汲み上げ、自前の排水処理上で浄化したのち下水処理場で処理をするとのこと。また、処分場のいたるところにパイプを付けてメタンガスを抜いているのだそう。集めて利用もしているが、これにも非常にお金がかかり、費用対効果的には問題があるということでした。 生活して入れば毎日出てしまうごみ。燃やしても、埋め立てても、どちらも本当に環境負荷がかかっているのだと思い知らされました。製造者責任で「ごみ」にしない取り組みは絶対必要です。素材ごとに回収して再利用すれば、「ごみ処理」にはならない。製品価格に上乗せされるという意見もありますが、ごみ処理に使われるのはみんな税金であることを考えれば、私たちが負担していることに変わりはありません。自分の出したごみのゆくえを目にして、ごみ減量をもっと進めなければと思いを強くしました。
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