練馬の原風景を歩く 橋本まき 練馬区議会議員 
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2008 年 5 月 1 日    
練馬の原風景を歩く

 40数年間ずっと練馬区に住んでいても、知らないことはたくさんあります。練馬区はもともと、江戸近郊に広がる農村地帯で、川から水田、畑地、屋敷林…と生産や暮らしの場が広がっていたことなど、小学校の頃、習ったような気がするのですが、そういった原風景に実際に触れる機会が少なく来てしまいました。ちょうど、清水山憩いの森から、もみじ山憩いの森、八坂神社の中里の富士塚を登り、体験農園の隣のレストランでお昼を食べる(それも魅力的!)というコースのまち歩きの企画があり参加しました。

 清水山憩いの森は、練馬区の誇る観光名所(?)で、23区唯一のカタクリの自生地として有名です。カタクリの花は桜と同じ時期なので、もう終わっていましたが、一輪だけ咲き遅れた花を見つけました。練馬区の憩いの森第1号で、ここから練馬区の市民緑地制度(憩いの森やまちかどの森)が始まったのです。何度か訪れているのですが、ガイドしてくれる方がいると植生のことがとてもよく分かります。火山灰の上にどうやって林や森ができるのか(湿気が必要なのです。白子川の南側にあることに納得!)、ケヤキの花というのも初めて知りました。憩いの森を一回りすると、お抹茶の用意をしてくださり、本当の野点も楽しみました(立って飲んでは作法に反するのかも…)。

 私の一番のお目当ては、中里の富士塚の「富士登山」。高さが12メートルもある富士塚でなかなか立派です。登山道(?)は幅が1メートルもなく急峻でスリル満点。頂上には富士山の溶岩で作られた「おはち」もあります。登る前に、石碑や胎内横穴(風穴を模したもの)、富士講、八坂神社の説明や、地域の方たちがこの富士塚をとても大切に管理されていることなどのお話を伺えたので、楽しみにしていた富士登山がより一層、趣深いものになりました。

 半日のまち歩きでしたが、発見が多く、興奮しっぱなしの私はにわか郷土史家になって、参加者のみなさんとおしゃべり。持参したデジカメの充電が切れて、写真が撮れなかったのが残念ですが(とほほ…)、「練馬のいいところ」を見つけた、小さな、豊かな旅でした。



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