言葉を言い替えても中身は変わらず 橋本まき 練馬区議会議員 
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2008 年 4 月 3 日    
言葉を言い替えても中身は変わらず

 4月になりました。年度が変わって2008年度から「後期高齢者」医療制度が始まりました。この医療制度の問題は以前から指摘していますが、駅で区政報告をしていると、「後期高齢者なんてひどい呼び方。高齢者は早く死ねと言われているようだ」とか、「ただでさえ少ない年金からこれ以上保険料を天引きされるなんて勘弁してほしい」などと話しかけられることが多くあります。自分ではこんな制度はおかしいと思って話しているつもりでしたが、「後期高齢者、後期高齢者と言わないでほしい」と注意されたことも。反省していろいろ説明しながら話すように考えてみたものの、制度そのものが年をとった時、安心して医療が受けられるものとは思えないので、なんだかまどろっこしい言い方になってしまいます。

 4月1日になったとたん、「長寿医療制度」という聞きなれない言葉がテレビから飛び込んできました。「は?」と思ってよくよく聞いてみると「後期高齢者」医療制度のことでした。言葉を言い替えたからといって中身が変わるわけでもあるまいに、「後期高齢者」医療制度と言った方が、「ひどさ」が逆によく伝わるようにも思えます。本当にため息がでるほど姑息な言い替え。そんなことで誰が騙されるものか。初めの保険料が天引きされる4月15日には「何だ、これは!」と当事者の怒りの声が渦巻くことでしょう。

 2006年から始まる医療制度改革は、自民党、公明党の与党が強行採決で決めてきたことだから、国会の中でさえ十分な議論がされているとは言い難いし、マスコミも含め、どれだけ負担が大きくなるのか、医療抑制にならないか、といった制度の検証は一部でしかされていません。しくみが始まってから、「こりゃひどすぎる」というのでは、たまったもんじゃない。国民の怒りが爆発する前にさらに姑息に制度をいじるか、爆発してゼロからしくみを作り直すか…、開始早々から「持たない制度」ということは間違いないと思います。



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