2007 年
11 月
22 日
『未来をひらく歴史』から学ぶ
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昨年の6月から始めた『未来をひらく歴史 東アジア3国の近現代史』の読書会が今日、(11月21日)最終章を終えました。1年半以上をかけて続けてきたこの会も、ひとまずピリオドです。この本は日本、中国、韓国の歴史研究者が共同研究、共同編集して書かれた高校生に向けた教科書です。2005年に発行されたのですが、すでに増補版も出版され、着々と東アジアの歴史に対する共通認識を作る営みが続けられていることも、読書会を続けることで知ることができました。在日の人(韓国籍の人も朝鮮籍の人も)、20代の人も、戦争を経験してきた世代の人も、いろいろな立場で、いろいろな歴史観で、自分はこう思うと話し合えた時間はとても有意義でした。最終章を読み終え、参加者どうしで感想を話し合い最後の会を終えたとき、「続けてきてよかったなぁ」としみじみ感じたのでした。 読書会を始めたときから今まで、3国間の情勢も動き続けています。会を始めたきっかけは、当時の小泉首相が靖国神社の参拝をつづけることで冷え切ったアジアの国々との関係を、私たちはどう考えるのかというメンバーからの投げかけでした。翻って今を考えると、教育基本法の改悪、防衛庁の省への格上げ、集団的自衛権の研究の開始といったきな臭い動き、それを主導してきた安倍政権が突然交替し、国会での力関係が変わったことでペルシャ湾での自衛隊の活動ができなくなりました。私たちの暮らす日本がどこに行こうとしているのか、私たちが求める「国際社会の名誉ある地位」とはどういうことなのか、考え行動することが大切な時は今なのだと改めて思います。 「東アジアの中の日本」を強く意識します。自分が人の足を踏みながら握手を求めても、誰にも相手にされません。振り払われた手だけを見ていては、その理由はわからない。踏んでる足に気付きなさいよと教えてくれるのがこの本です。歴史は未来のためにある、そして未来は私たちがつくるものだと学んだ1年9か月でした。
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