2007 年
6 月
8 日
自衛隊の市民監視と憲法について
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6月6日、ねりま九条の会による憲法を考える講演と音楽の会に参加しました。法学館の伊藤真さんの講演を聞き、現憲法の理念を確認し、思いを新たにしていた矢先、陸上自衛隊の情報保全隊が市民の活動を監視していたことが公表されました。
伊藤さんは話の中で、「多数決に従うことが常に正しいわけではない。多数決で絶対に決めてはいけないことは人権侵害と戦争。それをあらかじめ決め、明文化したものが憲法。戦前の治安維持法も、イラク戦争も、またナチスも、すべて多数決が間違った結果。憲法は、多数派に歯止めをかけて少数派を守る道具」と示されていました。自衛隊員だって防衛省の役人だって公務員です。憲法を遵守する義務が課せられているにも関わらず、絶対にしてはいけないことをやっている、こんなことが許されていいのか!という怒りとともに、恐ろしさを感じます。おかしいことをおかしいと言えなかったり、行動できなかったりする社会が、本当に一人ひとりが大切にされる社会だと思えますか?
安倍首相は7月の参議院選挙の争点を改憲に置くと明言していますが、「憲法を変えることがいいかどうか」と漠然と問うのではなく、自民党の憲法草案に賛成か反対かを議論しなければ意味がない、と伊藤さんは言っていました。自民党案になったら日本はどうなるのか、をとらえなければいけません。9条2項は「自衛」も含めてあらゆる戦争を禁じています。過去の戦争が「自衛・国防」のために行われてきたことを考えれば、1項だけでは戦争の歯止めにはなりません。また、居住、移転、職業選択の自由を保障する22条から「公共の福祉に反しない限り」が削除されたらどうなるのか。「公共の福祉に反しない」とは、基本的人権を侵害しないことが決められているわけで、市場経済だから「何でもアリ」ではなくて、経済的弱者を守り強者を制限するための一言です。現憲法には格差はいけないという理念が示されているのです。伊藤さんの話から学んだことは、まだたくさんありますが、「憲法の語り部」となって学んだことを伝えていかなくてはいけないと思っています。
ねりま九条の会 |
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