2006 年
5 月
23 日
大田市場と東京港野鳥公園
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5月17日に大田市場の見学に行って来ました。大田市場には、12、3年程前、仕事で一度取材に来たことがあったのですが、その時と違うなと思ったのは、青果、特に果物を市場の仲買で小分けにパック詰していたことです。今は大手スーパーなどから、パック詰した荷姿での納入が要求されるとか。コストを下請け(?)に回すのは、どこの産業でも同じなのかな?と思います。 それにしても大田市場の規模は、地産地消と対極にあるように感じます。なにしろ都内で流通する花卉の50%、青果の40%、全国では花卉が30%青果は10%という取扱量ですから。市場の職員は「都民が食べる以上に集まるのは悪いことではない。よりよいものが都民に供給されるのだから」と言っていましたが、それも「東京一人勝ち」ですよね。価格や量の安定供給という公設市場の役割以上のものがあるようで、複雑な気持ちです。 市場見学の後、お隣の東京港野鳥公園に足を伸ばしました。私は「自然観察」というものにあまり興味がなかったのですが、生まれて初めて双眼鏡や望遠鏡で干潟にいる鳥の羽やくちばしなどのディティールを目にして、ちょっと感動してしまいました。公園のネイチャーセンターにはシニアボランティアの方がいて、見学者が来ると鳥の特徴を丁寧に解説してくれたり、望遠鏡を鳥が見えるようにセットしてくれたり、いたれりつくせり。短い時間でしたが10種類もの鳥を観察することができました。 東京湾はどんどん埋め立てられて今でも臨海部の開発がさかんです。でも、そもそもは干潟は、渡り鳥の休憩地。大規模開発は鳥にも迷惑な話でしょうが、人間にとってもそれでよいのだろうか?と考えてしまいます。 臨海部の開発で練馬区はヒートアイランド化が激化しているといわれていますし、大地震がくれば埋立地は液状化現象で孤立します。大きな建物で人がたくさんいればいるほど被害は大きくなるのは当り前。自然を征服して都市に暮らすことは多大なリスクと隣り合わせだと、はからずも鳥たちに教えられた気がします。
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