2003 年
9 月
12 日
「リスク」について
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私の所属している区民環境清掃委員会に今、「アプローズ大泉学園の無線設備基地局の建設について」という陳情が出されています。賃貸マンションの屋上にNTTドコモの携帯電話用のアンテナが居住者の同意を得ずに設置されたため、(1)NTTドコモに、きちんと住民に説明し同意を得るよう指導・助言してほしい、(2)建築確認をせず設置されたアンテナを撤去するよう指導してほしい、(3)携帯電話各社のアンテナ建設が地域に暮らす人の意向にそわず無秩序にすすめられないよう区としてのルールづくりをすすめてほしい、という3点のうち、(1)と(3)が付託されています。朝日新聞にも掲載されたので多くの方がご存知かとも思いますが、現在マンションの方だけでなく周辺にお住まいの方たちにも運動が広がり、6000筆を越える署名が集まっているとのことです。 8月23日、この運動をすすめられている方たちからのお誘いで、学習会に参加しました。第1部として上田昌文さんにによる「携帯電話基地局がもたらす電磁波リスクを考える」という講演、第2部は参加者どうしのディスカッション。電磁波に対して漠然とした知識しか持ち合わせていなかったのですが、非常に良くわかるお話でした。 参加して強く感じたのは「リスク」に対する情報公開がされていない問題と、人と話し合うことの大切さをないがしろにしてはいけないということです。携帯電話に限ったことではありませんが、企業や行政が、多くの人の生活に関わる問題について「リスク」をきちんと説明し、同意を得ることは社会への責任ではないかと思います。逆に「リスク」を説明しても同意が得られないようなものは、本当に社会の役に立つのか?と考えてしまいます。さまざまな科学技術が発達していく中で、複合的な影響(リスク)を計測し、公開することが必要で、どんなリスクが積み重なって今の暮らしがあるのかがわかったうえで、「選択できること」が大切だと思います。 東京都は食べ物の安全性に対しては「リスクコミュニケーション」という考えを示すようになりました。「疑わしきは使用しない」という予防原則と「リスクコミュニケーション」という考え方が、どんなしくみに生かせるのか多くの方と話し合っていきたいと考えています。何よりも話し合うことは民主主義の大原則ですから。
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