2003 年
7 月
2 日
初めての議会を終えて
〜住基ネットのこと〜
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第2回練馬区議会定例会が開かれ、住民基本台帳ネットワークの本格稼動に向け、個人情報保護条例、住基カードの発行手数料を盛り込む手数料条例の改正などの議案が可決されました。 練馬区の個人情報保護条例は、区民の権利が明確になっていること、権利保護のための具体的な規定が盛り込まれていること、情報漏洩の罰則規定が厳しいこと、項目や内容の変更に際しては審議会の意見を聞く、条例改正で議会の議決を経るなど手続きの面でも透明性が確保されていること、などの点からも評価されています。私も、個人情報保護条例のない自治体がまだある中で、個人情報の持ち主である区民の立場に立った条例として評価できると思います。しかし、住基ネット一次稼動のときも、住基ネットでできる事務を93から264にふやすときも、そして今回も、区民の個人情報を守るために作られた条例が、住基ネットを動かすために改「正」されてしまうことがとても残念です。 住基ネットを通じて練馬区が提供した個人情報の利用状況は、東京都にどういう目的でどこに提供したかを報告してください、と「お願い」することしかできません。練馬区のように「区民の知る権利」を保障するために自治体の義務を条例で規定している自治体は都内にはないので、東京都でもシステムとして整備されているわけではなく「はい、わかりました」とはいかないようです。 コンピュータネットワークを利用するときには、そのセキュリティ対策に自分で同意をして、利用に必要な情報だけを自分で選んで、そのネットワークにのせているはずです。何だかわからない、あやしげなコンピュータネットワークシステムに、自分の情報を喜んで提供する人はいません。ところが住基ネットは、本人の同意もなにも、生まれたとたんに(正確には出生届を出したときですが)、氏名、生年月日、性別、住所、住民票コード+これらが変更になったときの情報が登録されてしまいます。住基ネットにはセキュリティのことを含めたくさんの問題がありますが、まず第一に、個人情報の所有者である「私」の意思をまったく無視しているという点で問題なのだ、と私は思います。個人の意思が尊重されない社会であってはならない。一人ひとりが大切にされる、自分らしく最後まで生きていける社会と相反するものだと私は捉えています。ぜひおおぜいの方のご意見を伺えたらと思います。
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