2007 年
1 月
8 日
カテゴリ:活動報告
戦争に希望なんてない
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年末から年始にかけて、2本の映画を観ました。『オレの心は負けてない 在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい』と『サラエボの花』です。『オレの〜』は、宋神道さんと支える会の方たちが取り組んだ、国への謝罪と補償を求める裁判を追うドキュメンタリー、『サラエボの花』はボスニア・ヘルツェゴビナ戦争後10年を経て、集団レイプの被害者である母と、その娘の物語、とそれぞれ内容は異なりますが、どちらも戦時下の性暴力を題材にしたものです。そう書くと、とても暗い、辛い映画のようですがそれだけではなく、希望や勇気を感じることができる映画です。(『サラエボの花』は岩波ホールで2/1まで上映中) 性暴力の実態が明らかにされることは、なかなかありません。被害者の人権を踏みにじり、心を暗闇に突き落とすような犯罪だからだと思います。「国家」の犯罪ならなおのことです。声を上げることは、とても勇気のいることだし、辛く苦しいことだけれども、この映画に描かれている人たち、過去に向き合い、自分らしさを取り戻して生きようとする女性たちの力強さに、希望が見えるのです。そして、戦争の酷さ、苦しさは、私たちの日常生活のすぐそばにあるのだと、彼女たちのメッセージは教えてくれます。 映画に触発されて「なぜ戦争は起きるのか?」を考えるため、いろいろな本を読み漁っていた矢先、「武器輸出3原則見直しを政府が検討開始」と報道されました。武器調達のコストが高いので他国と共同開発しようという話に、「だから戦争が起きるんでしょ!」と、政府は日本をどこに向かわせるのか。 「米国の公共事業は戦争」だそうです。だから拡大・拡散する。それを支えるのは貧困層です。大学に行く金がない家庭の子どもを言葉巧みに軍隊に勧誘し、人殺しの訓練をさせて数ヵ月後に戦地に送る。実際に人を殺し帰還後PTSDで苦しんでいる人が山のようにいるのに、まともな医療さえ受けられず仕事ができない。帰還兵のホームレスがどんどん生まれている。それが世界で一番戦争をしている米国の姿。戦争に希望なんてありません。 武器輸出3原則見直しの一方で、地球温暖化防止のためにCO2削減目標を策定するとも。戦争が一番の環境破壊なのは言わずもがなです。 私は、「戦争はしないで!」というメッセージに見た希望を失いたくありません。
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