2007 年
11 月
7 日
カテゴリ:活動報告
健康福祉委員会視察について そのA
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熊本市では、本荘保育園に併設されている子育て支援センターを視察しました。市内に10か所ある子育て支援センターはいずれも保育園(市立・私立)に併設されています。熊本市は人口66万人、第3次産業従事者が就業人口の76%という都市で、練馬区とほぼ同じ規模といってよいものと思います。出生率は1.38、市内には公立21園、私立107園の保育園があります(練馬区は委託園を入れて区立60園、私立20園です)。母子手帳の副読本として配布される子育てハンドブックに記載されていたのですが、認可保育園の多さに驚きました。東京都の認可保育園の基準は他の都市より高いと言われており、また、区内には認証保育所(東京都独自の保育施設)や無認可保育所もあるので、一概には言えないのかもしれませんが。 ここでの私の関心事は児童虐待やリスクの高い家庭環境にある親への支援体制についてです。もちろん子育て支援センターでは、交流事業(あそびの実践や体験保育など)や研修会、情報提供事業(機関誌の発行)などとともに相談事業も行っているのですが、やはり保健所との連携が欠かせないとセンター長さんが話してくれました。練馬区もそうですが母子訪問活動を行う保険相談所と、子育て相談や虐待対応などを行う子ども家庭支援センターは、保健所と児童青少年部と管轄が違うため、なかなか一体的に対応できていないように感じていたので、現場の担当者から直接話を聞くことができ、やはりそうなのだと確信しました。 私たちは、区内にある保育園が地域の子育て支援の拠点としてもっと開放されればよいと考えていたので、熊本市の取り組みは参考になりました。ただ、毎年200人を超える待機児を抱えている練馬区では、熊本市と同じように子育て支援センターを併設するには物理的に難しいのかもしれないとも思います。何らかの工夫で、支援を必要としている人が居場所にできるような形をとれないものかと考えながら帰途につきました。レスパイトや駆け込み寺みたいな機能が家の近くにあれば、もっと安心して子どもに向き合えるのではないかと思うのですが。
健康福祉委員会視察について おまけ 今回の健康福祉委員会の視察先とは別に、自由行動の際、見てきたものがあります。一つは福岡市にある「ステップガーデン アクロス」です。文字通り、10階建ての国際交流場(アクロス)の南側屋上が階段状(ステップ)に緑化(ガーデン)されているのです。玄関側から見ると普通の建物ですが、反対側から見るとまさに森。というか山?なかなか見ごたえはありますけれど、10階まで階段を登るのはしんどかった…。 屋上緑化は技術的になかなかむずかしいのだと、専門家の方から聞いたことがあったので、建物への影響をどう回避しているのか、説明してくれる人がいなかったのでわからなかったのが残念でした。福岡市役所のはす向かいですので、福岡にお越しの方は一度見学に行ってはいかがでしょうか。 もう一つは熊本市の「市民活動支援センターあいぽーと」です。市内を1時間ほど歩ける時間があり、熊本名物?の大きなアーケード街をぶらぶらしていると、産業文化会館が目に入り、熊本土産を物色しようと中に入ったところ、掲示板にいろいろなボランティア募集の案内が貼ってあるコーナーがあって、「ん?」とながめていたら、そこが「あいぽーと」でした。受付の方にいろいろ伺っていたらボランティアを勧められてしまい、「いやー東京から来たんです」と苦笑い。それでも熊本市の市民活動センターのことをいろいろ教えていただけました。病児保育室のパンフレットを説明していただき、「NPOの活動は、行政ではできない、でもニーズはあるところに本当に必要なんです。でもどこもお金が厳しい」と話してくれました。病気の子どもは保育所では預かってくれないけれど、若い世代には高い保育料を負担するのはムリ、何らかの公的支援がないと応えられない…という実情。いずこも同じ悩みを抱えているわけですが、行政の補完ではなく、社会的に必要な事業として、非営利の市民活動の評価をもっと高めなくてはいけないと、改めて感じます。 また熊本市街には、県の市民活動支援センターがツルヤ百貨店(熊本空港行きバス停の前にあります)の中にもあるとのこと。きれば身近なところでと考えてしまうのですが、地方都市だと所在地が集中してしまうのは仕方のないことなのでしょうか。
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