2007 年
10 月
24 日
カテゴリ:活動報告
「体感治安の悪化」について
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2006年度決算審査の中で、昨年から練馬区が始めた「安全安心メール」について調べたのですが、驚くべきこと(?)を発見しました。区の「安全安心」のホームページのなかに、高齢者が携帯電話をかけながらATM機を操作していたら「迷わず110番」しろと書いてあったのです。「えっ?なんで“迷わず110番”なの?」と思いませんか。その人の事情もわからないのにそんなことできますか?気がかりなら、まず、声をかけるとか、金融機関の人に声をかけてもらうとかしますよね、フツウ…。そしてそのことを決算委員会のとき吉川さんが質問すると、担当課長は全く意に介せずというようす。「どうかしている…」とおもわずつぶやいてしまいました。 今、みんな「安全安心」といいながら、気持ちのなかは不安でいっぱいのように思えてなりません。以前、「IT機器を使った子ども監視システム」を調べているジャーナリストの瀬下美和さんとお話したとき、登下校時の子どもを監視するしくみが、どんどん進もうとしていることを知り愕然としました。ICカード(スイカやパスモの“ピッ”ってやつです)や監視カメラを使ったり、防犯ボランティアの地域の大人まで大動員されて、子どもを「守る」という名の監視体制強化がすすむのです。 そのはじまりは「安全安心メール」。練馬区もそうですが、このメール配信は、不審者だとか犯罪だとかの情報は送っても、その後の情報は一切伝えられません。当たり前のことですが、捜査情報なので警察が公表しないからです。情報の受け手は、あそこでも不審者、ここでも不審者と情報を送られ続け、実際に犯罪があるのかどうか、解決したのかどうかもわからないまま、「不安感」だけが刷り込まれてしまう。それが「体感治安の悪化」となってどんどんエスカレートしていく…。なんだか怖くなります。 一方で自治体は、地域コミュニティの再生にむけ、地域のたすけあいに力を入れようとしています。地域の大人と子どもの信頼関係を崩しながら「たすけあい」って、矛盾していますよね。本当の安心は暮らしの中の関係性、信頼関係の中にしかないと私は思います。みんな気がつかないけれど目の前にある「幸せの青い鳥」のようです。
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