「大きくなることってすてきなこと」大人の責任について 橋本まき 練馬区議会議員 
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2007 年 8 月 7 日     カテゴリ:活動報告
「大きくなることってすてきなこと」大人の責任について

8月5日、児童文学者の清水眞砂子さんの講演とパネルディスカッションの会が開かれました。恥ずかしながら私はまったく清水さんのことを存じ上げなかったのですが、ある人が「とてもすてきな人なのよ。一度お話を聞いてみたら」と目をきらきらさせながら誘ってくださったので、足を運ぶことにしたのです。
 会のタイトルは「大きくなるってすてきなこと」というのですが、大人が大人であることや、大人の責任として子どもたちと何を話していけばよいのかを考えました。清水さんは静岡の掛川で9条の会の活動をされています(この会は清水眞砂子さんのお話を練馬で聞く会と平和を育てる大泉9条の会の主催です)。「『平和を生きのびる』ために」という朝日新聞社の「論座」への寄稿からお話が始まったのですが、そこでの指摘を今の社会の閉塞感、希望のなさが若い人たちを追い詰めているのではないか、と私は受け止めました。特に、冒頭、清水さんの研究室の学生が乳児院へ研修に行ったとき「子どもが子どもらしくいられるためには、大人が大人らしくいなければならない」と自分の発見を報告したエピソードに、世の中の「生きづらさ」の根っこ見た思いがしました。
 今、学校では学力向上ばかりが言われていますが、「生きる力」があっての学力です。子どもたちが学校を卒業して社会に出たときに、自分の身を守るための力を十分蓄えているのだろうかと思うことがあります。社会から理不尽な扱いを受けたとき、NOをはっきり言えて、自分の尊厳を取り戻すために行動することも「生きる力」です。どんな大きな権力や経済力のある相手であっても、あなたには絶対侵されない「人権」がある。だから勇気と自信を持って自分の人生を歩いていきなさいと子どもたちを送り出していくことが大人の責任ではないかと思うし、未来への希望をつなぐメッセージなのではないかと思うのです。清水さんの言う「平和を生きのびる」ことは、「長いものには巻かれろ」というような、馴れ合い、なし崩し、事なかれ、の世の中から、私たち自身が自分らしさを取り戻し、お互いを認め合う社会を作り出そうとする、ささやかだけれど一番大事な営みなのではないかと感じます。



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