2007 年
6 月
4 日
カテゴリ:活動報告
イラクの壁と朝鮮の道
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イラクの首都、バクダット市内に1枚の重さ7トン、高さ12メートルのコンクリート製の壁が5キロメートルにもわたって設置されています。車による自爆テロを防ぐためとして、アメリカ軍が置いたものです。人の行き来はできるとはいえ市民の生活は分断されています。ベルリンの壁が崩壊したのは1989年です。18年も経ってまた、そこに暮らす人の意思とは無関係に、新たな分断が「壁」によって生み出されてしまいました。
5月17日、朝鮮半島を南北に結ぶ鉄道の試行運転が始まりました。朝鮮半島の「停戦状態」の解消に向け、一歩を踏み出した大きなできごとです。朝鮮半島の平和的な統一は、私たちの暮らす北東アジア全体の平和につながります。私たち日本人が平和について、現実的な展望をもってきちんと考えなければいけない時期にきています。 しかしこういったできごとは、日本のマスメディアで大きく報じられることはありません。多くの日本人が世界の動きに関心を払えていない、知らないということは、日本が世界から取り残されてしまうのではないかと心配します。アメリカ中心、日米同盟中心の外交政策がいかに矮小化されたものであるかは明らかです。そして私たちは故意的に「知らされていない」のではないかと勘ぐってしまいます。
国民投票法が強行的に作られ、憲法改悪の動きが強まっています。さらに解釈改憲で集団的自衛権が行使できるのかという研究さえ始まっています。アメリカとともに武力を行使する集団的自衛権を認めるかどうか、その選択が、今、私たちに迫られています。しかし、同じアジアの国であるイラクと朝鮮半島の現実を見れば、武力による平和などあり得ないことは歴然としています。ましてや同盟国たるアメリカ軍を支えることが、世界平和に貢献することになどなろうはずはありません。7月22日、参議院議員選挙が行われます。平和の問題が、今、私たちに問われているのだと思います。
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