2006 年
8 月
24 日
カテゴリ:活動報告
こころみ学園とココファームにて
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栃木県にあるこころみ学園の見学に行きました。こころみ学園は知的障がい者のグループホームやショートステイがある施設で、入所者が山を開墾してぶどうを植え、そのぶどうでワインを作り、隣接するココファームで販売、レストランの運営もしています。はじめに、こころみ学園を設立した学園長の川田さんのお話を伺い、施設を案内してもらいました。 川田園長のお話を伺ううちに、学園を開設した30年前も今も、障がい者が置かれている状況はあまり変わっていない、社会の受け皿があまりに少ないということをひしひしと感じます。こころみ学園は定員90人という大きな規模なので、それが一つのコミュニティなのだと思うのですが、私たちが東京の練馬で障がい者とともに生きていくことを考えると、やはりまた別の道を模索しなくてはいけないのかなという気がします。正解はないし、結論は一つではないだけに、障がいのある人にとって、どんな環境が「自分らしく生きる」ことなのか、とても複雑な思いでいます。 さて、ココファームでおいしいランチをいただいたあと、実際に山に昇ってみました。ぶどう畑に立ってみると、平均斜度38度の急斜面は立っているだけがやっとで、ぶどうの房に一つひとつビニールのかさを付けたり、下草の草取りをしたりという農作業を、いったいどうやってするか想像もできないような状態、木の下にかがんだり、背伸びをしただけで転がり落ちてしまいそうな斜面なのです。「できることをやる、決して強制はしない」がこころみ学園のやり方ということでしたが、平均年齢49歳の入所者たちがかさ付けや草取りが「できる」ということが、ただただ驚きで、「障がい」とは何なのか、本当に考えさせられました。 4月に施行された障害者自立支援法には、当事者や家族の方から特にサービス利用料の定率負担について厳しい意見を頂きます。自分らしく生きることが誰にとっても当たり前になるには、多様性を認め合うことが大事で、一人ひとりの障がいや置かれている状況に合わせて必要な人に必要なサービスが公正に提供されてこそ、社会とのつながりをつくる土台ができるのだろうと思います。まだまだ課題は山積みです。
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