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2008 年
3 月
21 日 春なのに… |
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春分の日も過ぎ、桜の蕾も芽吹いてきました。3月、4月は卒業式、入学式の時期ですが、晴れがましい季節なのにやはり気になるのは、「君が代」「日の丸」強制問題。東京都内の公立学校で400人を超える教員が「処分」されていることを思うと、胸が苦しくなります。そんな時だからか、かねてから観たいと思っていた永井愛さん脚本・演出の『歌わせたい男たち』が再演されています(紀伊国屋ホールで3月23日まで)。2005年の初演から、今回は5月にかけて全国を回るようです。舞台を観ているとあまりに滑稽な教師たちのセリフに、思わず笑ってしまうところもあるのですが、教育の現場ではこんなバカげたことが真面目に話されていて、心ある教員が日々傷ついているんだと、フッと現実を想像してしまいます。劇場には若い方もたくさん見えていて、多くの人がこの問題に少なからぬ関心を持っているんだと思いました(偶然知り合いが家族連れで来ていましたし…)。 先週は、新宿の高麗博物館で、在日朝鮮人の公立中学校の先生のお話を聞く機会もありました。在日が公立学校の教員になるのにどれだけ高いハードルがあるのか、学校現場で在日外国人への配慮が「できなくなる」現実など、教育が多様な文化や価値観を認め合い共生する社会をつくることから遠のいているのだと感じます。さらに、人権教育とは何なのか、考えさせられることばかりです。 たった一人でも自分が踏みつけにされたとき、「それはおかしい」と声をあげることができて、その声を受け止められる社会が、「人権が尊重される」ということだと私は思います。長いものに巻かれているうち、どんどん他人を踏みつけにして平気な顔をしている「ニブイ」人間にはなりたくない。人の痛みや苦しさ、悲しさ、辛さ、悔しさに共感できないで、たすけあいや支え合いはできないでしょう。 不起立をする教員は式に出席させないので公立高校での処分者はだんだん減っているそうです。「おかしい」という人を排除して一体何をしたいのか。学校が人を育てる場だと思うと、ますます気持ちが重くなります。 | ||
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